定石外れのとがめ方4

第34型  黒番  解説

白3から5のヒラキは隅へのサバキをなくして定石外れです。ここで黒はどう打ちますか?
第35型  黒番  解説

黒2に白3はこの局面では打ち過ぎでした。黒はどう打ちますか?
第36型  黒番  解説

黒2のハサミに白3のスベリは早治まりの意図ですが、疑問といえます。ここで黒はどう打ちますか?
第37型  黒番  解説

黒1のツケは荒らしの常套手段です。黒3のとき、白4と迫ってきました。黒はどう打ちますか?





第38型  黒番  解説

白1のアテは重い手でよくありません。黒はどう対処しますか?
第39型  黒番  解説

黒8のとき、白9の切は打ちすぎです。黒はどうとがめますか?
第40型  黒番  解説

白1、3の切は俗筋です。黒はどう打ちますか?





第41型  黒番  解説

白1の切は有名な定石外れです。黒はうまくサバいてください。
第42型  黒番  解説

黒1に白2のハネは定石外れです。ここで黒はどう打ちますか
第43型  黒番  解説

黒1のスベリに白2のオサエは打ち過ぎです。黒はどう対処しますか?




























34−1図  正解

黒1の打ち込みが厳しい手です。白2に黒3とハネ込み、白4には黒5、7と治まって黒十分です。
34−2図  正解変化1

黒5に白6なら、黒7から11と白二子を取ります。隅の実利が大きく、この図も黒十分です。
34−3図  正解変化2  白10ツグ(1)

黒3に白4のキリなら、黒5のノビでサバけます。黒11まで、黒十分の別れです。
34−4図  失敗  35型へ

黒1の高い打ち込みはよくありません。白2から8まで連絡されて黒はチャンスを逃がしました。
35−1図  正解

黒1のキリから3のツギが強手です。白4のシチョウは成立せず白バラバラです。
35−2図  正解変化

黒3に白4のノビなら、黒5の押しが厳しい。白6には黒7、9で下辺の白を圧迫し、黒有利といえます。
35−3図  失敗1

黒1の後、3のアテはよくありません。白4から8まで、隅を破られて黒不十分といえます。
35−4図  失敗2  36型へ

黒1のアテはチャンスを逃がしました。黒3に白4が軽快で白にサバかれて黒不満です。
36−1図  正解

黒1のツケが好手です。白の低位をとがめ、黒7まで強力な厚みを得て黒十分といえます。
36−2図  参考

1図黒5で本図5とブツカリたくなりますが、この手は疑問です。白6から10と打たれて黒不満です。
36−3図  失敗1

黒1の受けは消極的です。白2、4で定石型に戻って黒は面白くありません。
36−4図  失敗2  37型へ

黒1のコスミツケは白2と頭を出させて疑問です。白6が好手で隅の白地が大きくなり、黒よくありません。
37−1図  正解

黒1のハネが簡明です。白2に黒3のノビで隅を生きて黒十分といえます。

37−2図  正解変化

黒1に白2と頑張ってくれば黒3がうまい手です。白4に黒5のハサミツケでサバキ形を得られます。
37−3図  失敗1

黒1は重い打ち方で疑問です。白2のツギで根拠を奪われます。白6まで、攻撃目標iになってよくありません。
37−4図  失敗2  38型へ

黒1のキリは成立しません。白2、4と取られては黒失敗といえます。





38−1図   手順

黒10は形の急所になります。ここで白は11から15と打ちました。


38−2図  正解

黒1が急所です。白2に黒3がよい手です。白aには黒bで白は二眼出来ない形です。黒楽しみと言えます。
38−3図  失敗1

黒1のトビは急所を逃しています。白2、4で隅を治まられては黒不満です。
38−4図  失敗2  39型へ

黒1のツギは頑張りすぎです。白2以下14まで、グルグル回しにかかって黒ツブレといえます。
39−1図   正解

黒1のサガリが急所です。白2に黒3から競っていきます。黒9まで、隅に黒aが残って黒有利の戦いです。
39−2図  補足

隅は黒1のハネで眼がありません。白2に黒3から7が好手順です。このように白を殺す手が残っています。

39−3図  失敗1

黒1のハネは急所を逃しています。白2、4で白に生きられてしまいます。
39−4図  失敗2  40型へ

黒1のハネは疑問です。白2、4が先手になります。白6まで、白に生きられて黒失敗です。
40−1図   手順

白3に黒4のツメからの定石です。黒8のとき、白9では10のハネ出しやaが普通でした。

40−2図  正解

黒1、3を決めてから5が形です。白6に黒7のトビ、黒は好形を得て十分といえます。
40−3図  失敗1

黒1のアテは俗筋です。黒7まで守りが必要です。ここで白8のツケが好手で黒やや不満といえます。
40−4図  失敗2  41型へ

黒1のアテはもったいない手です。白2、4で白地が大きくなり、黒失敗といえます。

41−1図  手順

黒7、9に白10と取った形です。黒11、13のとき、白12では5の一路右が普通になります。
41−2図  正解  白6ツグ(1の一路下)

黒1のツケコシが手筋です。白2の出には黒3からシボリが決まります。黒7、9で黒地が大きく黒成功です。
41−3図  失敗1

黒1の逃げ出しは重い手といえます。白2からの戦いになり、白12まで白に両方打たれて黒不満です。
41−4図  失敗2  42型へ

黒1のアテは俗筋で疑問です。白2、4と出られて黒は収支がつきません。
42−1図  手順

黒7、9に白10と取った型です。黒11、13のとき、白14ではaが普通でした。
42−2図  正解

黒1のフクラミが双方の急所です。白2に黒3と受け、黒は好形を得て十分といえます。
42−3図  失敗1

黒1のオサエは白2、4と封鎖されます。黒9に白10トノビられ、黒やや不満です。
42−4図  失敗2  43型へ

黒1のツギは利かされでよくありません。白2を決められ、隅は白aで眼がなくなります。黒失敗です。
43−1図  手順

黒▲のあるときに黒1と三々に入った変化です。黒7のとき、白8ではaが本手でした。
43−2図  正解

黒1、3のデギリが強手です。白4には黒5を決め、7と封鎖すれば黒戦える図といえます。
43−3図  正解変化

黒1に白2なら黒3となおも出て行きます。黒5のキリが厳しく、黒9まで白三子を攻めて黒有利です。
43−4図  失敗

黒1と打つのは疑問です。白2と守られ、黒はチャンスを逃がしました。



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