四子局2

四子局で四隅とも小ゲイマ受けでしまられると白は実利で対抗出来なくなります。小ゲイマ受けで
出発します。

第1譜    13手  (通算1-13)





白    AI囲碁
四子   しげ

黒2の小ゲイマ受けは堅実な手です。

白3はサバキの手です。すぐツケるのは珍しい。

黒4はオサエる一手です。

白5と二段バネに、黒は1-1図の定石を選択しました。この定石は白に隅を与えて黒は外勢を取ろうとしています。

1-1図

白13は1-1図のように打ってくるものと思っていましたが、定石の途中で左下へかかってきました。ここで黒はどう打ったらいいでしょうか。

第2譜      8手  (通算14-21)
戦いの途中で手抜きして他のところへ打つと大打撃を受けます。白(AI囲碁)は定石を知らなかったのでしょう。

黒1と白の打ちたかった所へ打ちます。

白2は失着です。白2と打っても隅で生きることはできません。
白2を一路下にハネても、石塔しぼり(ハメ手22-3図)で生きはありません。
2-1図

黒5は3の二路下に飛んでいる方が本筋だったかもしれません。

黒の次の一手はどこがいいでしょうか。
第3譜       12手  (通算22-33)
黒1と一間バサミで上辺のヒラキも兼ねています。白2のあと3-1図を予想していました。

3-1図


黒の次の一手はどこがいいでしょうか。


第4譜       10手  (通算34-43)
黒1とカタツキを選びました。

しかし、手順を黒9、白8、そこで黒1のカタツキの方が良かったように思います。

黒5は6のところをオサエて外勢を作る方が良かった。

黒の次の一手はどこがいいでしょうか。










第5譜       20手  (通算44-63)
黒1と中央の白を包囲しましたが、白は6まで先手で生きてしまったので黒はつまらなかった。

黒7は省けません。もし省くと7の左にハネダされて困ります。

黒1の手で6と打って攻める方針の方が良かった。

白8は9のところへワリ打ちする方が優ると思います。

黒の次の一手はどこがいいでしょうか。





第6譜       24手  (通算64-87)
黒1と白の石をさいていきます。

白2には黒3と遮ります。

白4には黒5と上下の白が連絡しないようにします。

右辺の白を取りにいく気はありません。
もうお腹がいっぱいです。

白24とおかしなところへ打ってきました。

黒の次の一手はどこがいいでしょうか。





第7譜       16手  (通算88-103)
白4で下辺の白を生きにいくと下図のようにコウになります。

7-1図


白8と打ってしまったのでコウ生きはなくなりました。

白16は油断できない手です。

黒の次の一手は重要です。



第8譜       17手  (通算104-120)
黒1が大切な手です。

白のねらいは下図です。

8-1図

白5と切られては一大事です。

黒17までで白投了です。



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