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地の大きさ

一手の大きさの計算の基本

碁の勝敗が地の大小で決まるので地の大きさを数えないわけにはいかない。初級者・中級者の大部分の方が感で大きそうなところに打つのが実情ではないでしょうか。一手の大きさを計算する方法から勉強しましょう。細かい計算は面倒だという声を聞いたこともあります。ごもっともです。慣れないうちは誰もそう思います。計算は必要最小限にしますからぜひお付き合いください。
1図  一目

黒1は一目の手です。こう打って一目の黒地ができます。逆に白1と打たれるのと、差が一目です。
2図  二目

黒1は2目の手です。黒1と打てば2目の黒地。白が1のところへ打てば黒地はゼロです。
一手の大きさは(目数)、黒が打った場合と白が打った場合の差です。その差のことを私達は出入りと呼んでいます。したがって一手の大きさを出すにはこちらが打った図と相手が打った図を想定してその差(出入り)を出します。これが基本です。左の2図は出入りが2目ですから黒、白共に2目の手です。
3図  黒地4目増

黒1と白2子を取り黒地が2目でき、ハマが二つだから合計4目と速断してはいけません。
4図  白地4目増

白に1と取られた場合も計算に入れておかなければなりません。白1と取って4目の白地が出来ました。
黒から打てば黒地が4目増え、白から打てば白地が4目増えます。
ヨセは出入り計算で数字を出します。
4+4=8
八目の手ということになります。




5図 黒がハネツグ

黒1、3とハネツギます。黒1、白2、黒3の三手で一まとめにして「一手」として考えます。

6図 白がハネツグ

白の方から打ったらどうなるかも考えなければなりません。白1、3とハネツギます。

5図と6図と、どれだけの差(出入り)があるでしょうか。二つの図を良く見ると、5図は黒地一目増で、6図は白地一目増(5図の白は五目で6図は6目)になっています。その差は2目になります。つまり、黒がハネツイでも、白がハネツイでも2目の手になります。この一線のハネツギは2目で、ヨセの中でも最小の部類に属します。
7図  黒後手

同じ一線のハネツギでも、黒1、3はちょっと違います。
8図 白先手

白番なら1、3が先手になります。
7図を8図と比べると、黒地が2目増え、白地が一目減っています。したがって、黒1、3は3目のハネツギです。7図は後手ヨセですが、普通の後手ヨセではありません。白の先手ヨセを防いでいて、このようなヨセを逆ヨセといいます。逆ヨセは普通の後手ヨセよりはるかに大きな価値を持っています。
9図  黒先手

黒1のハネを先手で打てます。
10図  白先手

白1のハネを先手で打てます。
9図、10図のように黒と白のどちらから打っても先手になる場所を両先手といいます。両先手は早いもの勝ちです。





先手と後手のまとめ

両先手 9図・10図  どちらから打っても先手です。逃さないで早く打つ。
片先手 7図・8図   7図は後手で8図は先手です。一方が先手で他方が後手
逆ヨセ 7図 相手が先手のところを後手ながら封ずる。
両後手 1・2・3・4・5・6図 どちらから打っても後手になります。

上の四つのヨセの順序
価値の高い方から、両先手片先手逆ヨセ両後手の順になります。

ただし、これは一般論であって、両先手をあまり早く打つと「味けし」になることもあるし、両後手でも、20目以上になると、何を置いても打ちたいという局面もあります。

二線のハネツギ・・・6目

11図

黒1、3の二線のハネツギは六目のヨセです。黒1、3のあと一線のハネツギが残りましたが、どちらも後手なので、黒7、白8のサガリサガリと見ます。ここだけで計算すると、黒地9目、白地4目で黒の五目勝ちです。
12図

白1、3とハネツいで、白7、黒8のサガリサガリと見ると、黒地6目、白地7目で白の一目勝ちです。
11図12図から6目の出入りがあることが分かりました。

次の一手何目?

実戦にあらわれるさまざまな手について、何目くらいの手かなと考える習慣をつけるのが大切だと思います。実戦に現われそうな形を集めました。
1図  解説

黒1に対して白がすぐ受ければ黒先手何目になりますか。
白が受けないと黒1は後手何目になりますか。

2図  解説

白7に対して黒がすぐ受ければ白先手何目になりますか。
黒が受けないと白7は後手何目になりますか。

3図  解説

互先碁でよく出てくる形です。白1とケイマに走るのは後手何目の手でしょうか。


4図  解説

白1のハネツギは後手何目の手でしょうか。




5図  解説

置碁ツケノビ定石で実戦に現われる形です。白1は後手何目の手でしょうか。



6図  解説

黒1のサルスベリのヨセは先手何目でしょうか。


一手の大きさの一覧表

実戦の順序とは逆に小さいヨセから始めます。

1-1図  先手1目


1-2図  先手2目


1-3図  先手3目

2-1図  先手4目



2-2図  先手5目


2-3図  先手7目


3-1図  先手8目

3-2図  10目


3-3図  11目程度



4-1図  15目程度

4-2図    18目





4-3図     20目以上





5-1図  20目以上




5-2図  20目以上



5-3図  20目以上

次の一手何目説明

1-1図 黒先手4目
┳┳┳┳┳┳×●××
┼┼┼●┼●●○●×
┼┼┼┼●○●○●
┼┼●●○○○○○
┼┼●○┼┼┼┼┼┫
┼┼┼○┼┼┼┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
┼┼┼┼○┼┼┼┼┫
┼┼┼┼┼┼┼┼┼┫
╋┼┼┼┼○╋○┼┫
とすぐ受ければは先手になります。×のところが黒地になるので黒先手4目になります。


1-2図後手11目白2手抜き

白がすぐ受けないと、黒3から白8まで、更に黒9、白10となります。3図と比較すると黒地4目、白地7目で合計11目の出入りがあります。
1-3図 黒地ゼロ 問題へ

白からは1のハネです。




2-1図 白先手11目

黒8と受ければ、白が先手で打ったことになり、2-3図と比較して白地が4目増し、黒地が7目減少して計11目をただで稼がれたことになってしまいます。黒8は打たないで他へ転ずることが普通です。


2-2図白後手18目黒8手抜き

黒8は手抜きして他へ打ったので、白9以下14まで先手で打てることになり、白は適当な機会に白15、黒16が打てます。2-3図と比較して、白地4目の増加で黒地は14目減少で計18目という大きさになります。
2-3図比較図 問題へ

黒1とオサエた図です。
大切なこと
2-1図の黒8を打つか、それとも他へ打つかの判断は、他に八目以上の手があるかどうかで決める。上手にヨセで追いつかれる大きな原因はこの判断ができないからです。

3-1図  白先手

黒2とツケるのはかなり大きな
逆ヨセですが白に先手で稼がれています。



3-2図後手18目黒2手抜き

黒2を手抜きすると、白3から黒8まで白が先手で打つことが出来ます。更にその後黒10、12は黒の権利と見ます。3-3図と比較すると黒地が11目、白地が7目の計18目の差があります。
3-3図比較図 問題へ

3-2図になるか3-3図になるかは勝敗に関係するような大きな手です。



4-1図  白先手

白1、3とハネツギに対して黒4と受けるのでは、やはり白に先手で稼がれることになるので辛いのです。
4-2図 後手17目黒4手抜き

黒4を手抜きすれば、白5、7とヨセます。4-3図の結果と比べると、白地7目、黒地10目で計17目の手になります。
4-3図比較図 問題へ

白4を手抜きすれば黒5以下白10までとヨセます。黒5では6とハサミツケるねらいもあります。
5-1図  白先手

黒6の手はかなり大きいのですが後手になるので打ちにくい。
5-2図後手17目黒6手抜き

5-3図と比べると白地9目と黒一子取りで10目、黒地は7目で合計17目の出入りです。
5-3図比較図 問題へ

黒からはコウねらいの手が残されています。

6-1図  先手9目

比較図1と比べると白地6目、黒地3目違い、合計9目になります。

6-2図比較図1黒2手抜き

白1と受け、黒2は手抜きします。白3から黒6までは白の権利になります。

6-3図 比較図2

比較図1と黒の配石が違います。白のハネツギが先手にならないので、9目の得ではなく7目の得になります。
後手18目について
次の一手何目の2図や3図を見ると後手18目になりますが、相手は手抜きして大きな価値のある所へ先着しています。後手18目はその半分の9目が純然たる局勢のバロメーターを動かす価値と考えます。つまり、黒打つ、白手抜き、黒打つというように黒が二手打って18目になるから一手は9目になると考えます。先手9目の価値はそのままの9目です。


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