ソフト対戦譜

きらさん四子局1
03/08/11
しげ四子局2
03/08/23
紫の上さん互先
05/01/08

第1譜  7手  (通算1-7)

白        きら
四子  最強の囲碁2003
きら  「ちょっと、緊張してます。」
紫の上
「きらさんの鋭い攻めがみられるのですね。」
きら 
「攻めっと言うのは難しいです。」
けん
 私も解説者として、気楽に口出しします。」
しげ
「白1の小ゲイマガカリに黒2と小ゲイマ受けです。このソフトは小ゲイマ受けが得意のようです。  
きら
「白7 ここなら黒から、攻めが利かないとおもいました。紫の上さま  攻めるどころじゃありませんよ。」
紫の上
きらさん、なにをおっしゃいますか〜私にはきらさんの、ほくそ笑んでいる姿が目に浮かぶようです。今は我慢を して黒の様子を見ながら、ひたすら爪をといでいる感じがします。」
第2譜   3手   (通算8-10)




けん
ケイマ受けは、固いので、どう打ったらいいのかな。
あつ、もう、白2とツケましたか。少し、早いかなとも思いますが、きっと、ここの黒の受け方を見て、他のところの打ち方を決めようということなのでしょうね。」
きら
「けんさん: 白2・・・ こんなもんでしょうか?
もっと、がまん、ゆっくり、どんなもんですか?」
けん
「ここは、普通に2間ビラキに打っては、いけなかったですか?2-1図」
2-1図

きら
「図示されますと、白落ち着いてますね。
 まだまだ、辛抱がたりないです。」
第3譜   6手    (通算11-16)









しげ
「白1で二段バネする定石もありますが・・・」
きら
「白1と中央にコスミ(頭をだす)ました。3-1図のようになると黒の模様化が気になります。」
3-1図

しげ
「白は3-1図よりけんさんが示した2-1図の方が打ちやすいかもしれません。」
きら
成算あろうがなかろうが・・・白3
コウはハジク・・・ですよね。」
しげ
「黒4とコウを取ると、白はどこへコウだてするのかな?」
きら
「打ち様に困りました。
 一つだけ、白に良い事は、黒が全て低位ですから。・・・白5とボウシ
 中央をいかに、まとめるか・・・
 石を気持ち中に打つように、少し、様子見がうてれば、いいのだが、
まだまだ、「脳内 やわらかく」しておきます。」
第4譜       10手   (通算17-26)












きら
あれ〜、白1と取らせてくれるの、ツギだとおもいました。 ひょっとしたら、初めて楽するかな」
しげ
「前譜黒6でコウツギが普通ですね」
しげ
「黒は左下のコウをつながなかった。コウ材がないので黒2は4-1図のように打ったらどうだろう。」
4-1図


「きらさん: 皇国の興廃、この一戦に在り。いっそう奮励努力せよ!。Z旗を掲揚」

きら
「紫の上さん:一度黒の着点を、当ててくださいよ」
紫の上
「白は余裕のよっちゃんですね。黒は守りが固いです。きらさんの思うツボですね。
もう、そろそろ黒はビシッと白を攻めてくるかな? 私が黒なら右上の白を攻めたいです。」
きら
「右上白の近くに迫ってきても、相手にしませんよ。」
第5譜   8手   (通算27-34)


しげ
「白は左下のコウを保留したまま上辺に手を回しました。紫の上さんの右上の白を攻めるという作戦も白のきらさんの巧みなうち回しで不発になりました。」
きら
「白3を打ちながら、初心者のように、中地を囲うのですか。(いやですが、いたしかたない)。 黒さんは、これまで、マイナスの手がありません。 模様をひろげれば、ヤキモチは焼きませんね。 これは、困りました。入られてゴチャゴチャしたいですね。」
しげ
「黒は大風呂敷の中へ入ってくるヤキモチ焼きですよ。」
きら
白5と打ち先手を取って、模様を張るつもりです。ソフトさんだと、なんでもしゃべれますね。白7と初めて守りました。
 まだ、下辺の抜きも残ってます。(うう〜ん)どうしましょう」
しげ
「白7と辛抱して守ったのはさすがですね。強い人でないと打てないですね。」
第6譜      8手 (通算35-42)





きら
「白1の肩つき(様子見)です。形勢は、良くならないね。 打ち方の幅、奥行きが今ひとつ、足りない気がします。
けん
「公開対局なので、慎重になるのでしょう。
私も、外からなので、気楽なことを言っていますが、対局者なら、同じように打っていると思いますよ。」
しげ
「黒2とは低空飛行ですね。黒は地ではリードしているので中央へ向かいたかった。」
きら
「白3と始めて人間らしい手がでました。 コンピューターは、手談でないので、非常にさみしいですね。白5と黒さんに、付いてうってみました。
しげ
「黒6とは黒さんもなかなかやるねえ。」
きら
「白7と打ちながら、模様に気がつかれました。(大変、タイヘン)、困りました。遠くから、囲ったほうがいいのか?」
けん
「モタレて厚くして、戦いを起こすうち方をしていないので、大変心配しています。
囲うだけだと地になるのかなあー。」
第7譜       6手    (通算43-48)





きら
「白1:中地を囲うと言うよりも、今まで打った石が役立つように・・・ こう打つよりありません。現在のところ、白甘いですが、マイナスの手はないように思ってます。」
しげ
「中央が大分白っぽくなってきました。」
けん
「黒2では、前譜5の上あたりに打たないとね」
きら
「困りますよ、そんんなところは打たないで(禁じ手です)白は、狙いが一つしかありません。三つくらい、作ろうと思ってるのだが・・・」
きら
「黒4は、初めてわたしの、予想が当たりました。(うれしいです)さて、念願の白5の抜きをきめます、(黒に手を抜かれて、落ち着いていられません)、負けても、ここは、後悔しません。白の意地です。」
けん
「大きいですね。黒先手なのに。」
しげ
「黒6はいいところですね。黒地70目くらいあるのかな。」
第8譜       6手   (通算49-54)

8-1図


きら
黒は初段とは、思えないですね。「筋と形は知ってるけど、総合力はやはり、初段」と、思うようにしています。
さて、白1・後はどうあれ、ここが筋ですよね。白・黒どちらが「決め手」になりますか、・・・」
けん
「中央での戦いの途中で黒2と打つよりも8-1図の方が良かった」
きら
「私の方が、どう打てば良いのやら、考えちゃいます。 白3 抜きの顔を立てて、ケイマのツケコシ、にします。損かもしれないが・・・」
しげ
「黒4とお互いにわが道を歩んでいる面白い碁ですね。」
きら
「白5とツケにはハネよ。 この格言、信じてますよ。 こちらが、黒に振り向かされました。 黒さん、憎いねえ。」
けん
「最強の囲碁さん、もう少し、白の薄みをつかないといけません。白のいいなりですね。コンピューターって、素直なんですね。」
きら
「最強の囲碁さんは、隅や辺では、キッチリ地を増やす手を打ちますね、 チマタの初段は、マイナスの手を打ちます。コンピューターは、中央作戦が、変なのかな。」
しげ
「中央作戦はソフトを作る側に立つとむずかしいですね。」
第9譜       5手    (通算55-59)

*
紫の上
「 きらさん、中央の白模様は雄大ですね。それなのに、>もう、ほんと、息切れ寸前です。
ですって・・・?黒さんコンピューターといえどもカッカきているだろうなぁー。」
きら
「黒さん、やはり変調ですね、これでは、初段ないですよ。 と、言って負けたりして・・・
白5と打てて少し楽になりました。」
きら
黒に背後から、切り込まれた気持ちです。白1 打つ手に窮して、どっちつかずの、一見「飛んでる〜て」手です。」
紫の上
「きらさんは魔術師です。何度も何度も並べています。その度になるほどなぁー
と思うことばかりです。黒もむずかしい手を打ってくるのに、きらさんは次から次へと、かわしているようで、その実 攻めておられるのですね。私もこんな手が打てたらいいのになぁー。」
きら
「紫の上さん: 攻めるって・・・  右下ですね、攻めが効くと言うか、大きいヨセです。  打ちたいですが、すぐには打てません。ちゃんと、見てくれてるのですか、恥ずかしいですよ。 四隅全て小ケイマ受けでしょう。 私は、模様の碁でなく、地が好きなので、先に地を取られると、嫌ですね。 もう、ほんと、息切れ寸前です。白1を打ちながら黒地は、90目できるでしょう。
白は受けるだけで、90目はできません。
左上と左下、右下隅、手ができるのを、待つしかありません、
 ヤケを起こすなら、右下隅の飛び込み(コウくらいにはなるかも)」*


第10譜     6手   (通算60-65)
しげ
「黒は隅の地にこだわっているので中央が大きくまとまりそうになってきました。」
きら
白2 中央のまとめ具合: このような碁は、初めてです。 中を囲って・・・普通は模様を張れば、相手は必ず消しにきます。コンピューターは、消しの機能がないのかな、そう思わないと理解できない。」
けん
「白薄いのに、黒が全く地にばかり走っていて。イライラしますね。>>これでは、初段ないですよ。きらさん、油断は禁物ですぞ。」
きら
「白6で白模様のキズもかなり少なくなってきました。黒さん、とんでもない手が飛び出す予感がします。」
しげ
「白6できらさんは右下隅のヨセを打ちたかったのですが、次の一手を募集していたので白模様を目指したのでした。」
第11譜     11手   (通算66-76)
きら
白2のツギが最善最強とおもいました
白6を打った時点で地合計算で、黒5目勝ちと出ました。 紫の上さん、少し遅いですが、へたくそな、乱れ打ちをします。(玉砕型)黒さん、左上を、そのままとは、5段はありますね。ぶつぶつ・・・
しげさん、いやになりましたよ。

しげ
「きらさん:キーボートで「き」はG、「ら」はOですから、きらさんはGOです。頑張ってください。」
きら
どうしても、先手の攻めが出来ません。ちょっとした、チョッカイ等は全然、馬耳東風ですね。」
しげ
「黒は四隅ともしっかりしているので攻めができませんね。」
第12譜      6手    (通算77-82)




きら
どうしても、意地でも、白1とここに1手だけでも、打ちたい。」
しげ
「ずっと前からねらっていましたからね」
きら
「無難な受けでは、こちらは、こまります。白3と もう一手、様子をみましょう。
初段とは言え、受けは確実ですね。」
しげ
「黒4で1の左に打った時は白の生死はという詰碁の問題ができました。」
きら
「白5は花見コウと思ったが、さにあらず。」
しげ
「黒6は12-1図のように打ち先手を取りたかった。」
12-1図

第13譜   10手   (通算83-92)

13-1図
きら
コウは、どうするのか、
私のほうが、振り回されそうです。模様が破れないように白1と打っておきます。」
しげ
「黒2と打ってコウをツギ左下隅が黒地になりました。」
けん
 黒のコウ取り、ツギで、白追いつきそう。」
きら
「 白3と自分で仕掛けたコウはそっちのけ。 筋悪でゴリゴリと・・・左上白は薄いですね。」
しげ
「黒6のキリは大きいですね。」
きら
「黒2のツギは大きいですね、右下なんか、かすんでしまいました。左上隅をなんとかしようとおもってます、」
しげ
「白7と9は省けませんね。」
けん
「白7は私の嫌いな空き三角です。白7は13-1図の白1に打ったほうが得です。」
きら
「13-1図白1、黒2に白手抜きすると黒4と打たれ、白キル手ハネる手がないのです。」
けん
後手を引いて、損ですか? もともと、ここは白、味が悪い箇所ですね。」
第14譜      5手  (通算93-97)











きら
白1 だましの手かもしれません。
少し、乱れてみます、最後になるか、手になるか、観戦者がよろこぶか、又、黒がどううけるか、見物です、人間らしい手はうちませんよ。じゃ〜、どんな手、まさか、そっぽ、そんな〜、勘弁してよ。
盤面、打ちたい所がたくさんできました、意識して作りました。
初段さん、頭は混乱しませんか。」
しげ
「左上隅が面白くなってきました。」
けん
「白、地合が悪いのですか?
でも、白1は、無理手ではないですか?2で我慢を。黒がミスれば、白は4につける手も打てるかも。」
きら
「白5と打ちながら、詰碁の好きな方は、どうぞ。八方破れ、かぶれ、あれ〜手になってるかな。」

「ここまでは誰でも打てます(黒番だったら)。問題は、終局間際です、、。
まして、心理作戦が通用しない碁ですから、ここまで「こなした」きらさんの豪腕に感心いたします。
実際の対局では、なかなか、こうは行きませんよ。」
けん
「白5で手になっていないでしょう。
次の黒の1手は?」
第15譜      6手        (通算98-103)





しげ
「黒1と打ったところで、最強の囲碁で形勢判断をしてみたら黒33目勝ちとでました。あてにはなりません。」
きら
隅の折衝は、無敵でしょうね。
黒33目勝ちと思いながら打ってるのですか、あほらしい、もう少しです、我慢してください。」
しげ
「黒3とは意外です。隅の死活が読めていないようです。」
きら
黒さん18番がでましたか。黒の名局が台無しになりました。
 ゴチャゴチャすると、「受け方を間違えるかな」と言う気は勿論ありました。
これほどとは・・・」
けん
「左上隅、黒ミスると思っていました。
最強の囲碁は、詰め碁に弱いことを暴露しましたね。」
きら
「白5と打ち、この辺で、打ちかけでどうでしょうか。 白の顔もたちました。地合も、ま〜なんとか・・・ でしょう。長い付き合い、ありがとうございました。」


けん
きらさん、お疲れさま。楽しかったです。勝負手を打って、成功。白、勝ちのようですし。
外から好き勝手をいったこと、お許しください。
自分が打ったら、きっと、くそみそにいわれることでしょう。」
しげ
「きらさん けんさん むさん 紫の上さん 有難うございました。きらさんの感想を楽しみにしていました。」
きら
「最終私のコメント
白6と打ち、この辺で、打ちかけでどうでしょうか 今、見直してみますと、結構おもしろそうですね、なじみの方たち以外の人の、お話が聞きたいですね。
 最期の方は、一日中、頭の中に碁盤が浮かんできて、どうしょうもなかったです。
碁盤が浮かんで来るのは、30年振りかな?、」
しげ
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